コロポックルの手帳

20代後半,独身,モテない,男が好きなことを書く.

GW旅行inタイ12~さらばカンチャナブリーの人々,タイランド~

5月6日(月)

8時ごろ 起床

確かこの日は早朝から起きていたが,下痢でトイレに行ったり寝たりを繰り返していたので,正式に行動を開始したのはこのあたりの時間ではなかっただろうか.

f:id:yaseinoosamu:20190817170615j:plain

テントの中から.

朝の公園は静かだ.誰もいない.なんでこんなところでキャンプしてるんだ(笑).昨日は人がたくさんいてあまり動かないでじっとしていたが,朝は人がないのでトイレをよくよく見てみると簡易シャワーが付いていたのでシャワーを浴びる.昨日は,考えてみたら灼熱で死ぬほど汗をかいたにもかかわらず,シャワーに入っていなかった.

ちなみに,こんなにトイレが近くにあったにもかかわらず猛烈な便意に,座るために足を開いた瞬間便座にほんの一滴(下痢だから)漏らしてしまったのは一生の不覚.Tと同レベルではないか.

 

8時30過ぎ キャンプ出発

テントはそのままでよいということで,預けてあったパスポートだけ受け取りに公園本部へ.昨日のお姉さんはいなくて残念だった.Wi-fiを借りるために少しだけ,図々しく居座る.今度はちゃんと,地図のダウンロードを済ませる.12時55分ナムトック駅発の電車を目指し公園を出発する.今日は何としても電車に乗ってバンコクに帰らなくてはいけない.

朝飯は食うところがなかったので,水だけで我慢.夕飯と朝飯を連続で抜くなんてハングリー精神の自分からしたら初めてだ.使い方違うか(笑).

f:id:yaseinoosamu:20190817171801j:plain

行きにトゥクトゥクで運ばれたところまで行くが,トゥクトゥクはいない.今思えばインフォメーションセンターで呼んでもらえばよかったのだが,まじかーとか思いながら歩くことに.多分,歩いても1時間はしないだろうと.

f:id:yaseinoosamu:20190817171837j:plain

旅の基本は歩き!ひたすら公園内の森の中を歩く.

f:id:yaseinoosamu:20190817171943j:plain

The World War Ⅱ Memorial Railway Station

Saiyok National Park Thailand

こんなところにも泰緬鉄道の後が.

f:id:yaseinoosamu:20190817172152j:plain

f:id:yaseinoosamu:20190817172317j:plain

この枕木は当時のもの?

誰もいない泰緬鉄道跡地を見学してたら,昨日のトゥクトゥクのおっちゃんが通過.こちらに気が付き手を振ってくれた.手を振ってないで乗せてくれ(笑).

さらに歩くと公園入口

.料金を支払ったところだ.路肩で休む人たち(スタッフかな)とその人たちが飼っている犬がこちらを見る.犬が激しくこちらにほえている.ビビっているが,それを見せちゃいけないので平然と歩く.それに今回はほかに人がいたし,犬は一匹だ.タイ人たちが,吠える犬に向かって,やめなさいみたいな感じで静止してくれている.ありがたい.Thank you. と気持ち頭を下げる.少し心拍数が上がったが,特に問題なくその場を通り過ぎる.

その少しあと,後ろから来たバイクが自分の前で止まる.さっきのスタッフだ.炎天下の中,歩いていた自分を哀れに思って数人いたスタッフの誰かが乗せてあげなよって言ってくれたんだろう.若いスタッフのお兄さんが運転するバイクに乗り,バス停 まで行った.チップを払おうかと思ったが,すごく野暮な感じがしたのでやめた.やっぱり飴ちゃんを持ち歩くべきだ(笑).フィリピンとかほかの東南アジアに行くと,こういうことの後に必ずチップの要求があるから,タイに来た当初は身構えたが,タイではそんなことがない.ミャンマーもそうだったがなんて心の豊かな国なんだ.

 

9時30分 バス停着

f:id:yaseinoosamu:20190817173653j:plain

バス停から公園方向を撮影.立ってバスを待っていると,近くにいた地元のおじさんが,

バス待ってんの?ここに座って待ってなよ.

的なことを言ってくれる.こうして椅子に座りながら1時間に1本のバスを待つ.優しいおっさんだ.善意の塊だ(笑).バスを待つ人はやはり俺一人.

 

待っている間に,さっきのトゥクトゥクのおっさんが,写真奥の公園側から現れる.相変わらず手前の道路を渡るタイミングがつかめず,なかなか渡れていないところがかわいい.

バスは15分程で来た気がする.ラッキーだ.そしてなんと,さっき座っていいよって言ってくれたおっちゃんがバスまで止めてくれた.善意の塊すぎて,おせっかいに感じるほど.

 

バスに乗ると,料金係のおばちゃんが嬉しそうに”あらっ!”って反応をする.一瞬間があったが俺も”おおっ”て.昨日ここまで運んでくれたおばちゃんだった(笑).昨日終点まで行って今日折り返してきたようだ.ナムトック駅って言っても相変わらずおばちゃんには伝わらない.おばちゃんが助け舟を出した英語が話せるおばさんにも伝わらなかったのでしょうがなく,サイヨークノーイウォーターフォールに行くことに.イヌコワイ.

 

10時10分 サイヨークノーイウォーターフォール

目的地に近づくと,さっき英語で通訳してくれたおばちゃんがもうすぐだと教えてくれた.タイの特にカンチャナブリーの人はビビるぐらい優しい.こんな感じでやっとのことで昨日からずっと目指してたサイヨークノーイウォーターフォールに着いた.一安心.犬怖いけど(笑)

f:id:yaseinoosamu:20190817175201j:plain

f:id:yaseinoosamu:20190817175327j:plain

サイヨークノーイウォーターフォール.水量の少ない千葉の養老渓谷の粟又の滝みたいだ(笑).バス停から5分程度のすぐにある.昨日行ったサイヨークヤイウォーターフォールと比べたら立派な気がした.なんで昨日の公園は有料でここは無料なんだ(笑).昨日の公園と同じようにここでもタイ人たちは川で泳いでいた.涼しそう.

f:id:yaseinoosamu:20190817175539j:plain

敷地内には,泰緬鉄道の汽車のレプリカがある.ここも崖を切り崩して作ったようだ.現在は写真撮影した箇所がバンコクから続いているレールの終点になっている.

f:id:yaseinoosamu:20190817175729j:plain

Nam Tok Sai Yok Noi Station.現在泰緬鉄道はナムトック駅が終点ってことになっているが,土日だけここまで電車が来るようであった.

f:id:yaseinoosamu:20190817175835j:plain

赤い花?が美しい.このまま線路上をまっすぐ行くと,20分ぐらいでナムトック駅にたどり着くらしい.ただし,この先は他人のブログによると野犬の群れがいるようで,絶対に行かないと決めていた(笑).

 

サイヨークノーイウォーターフォールと道路を挟んで反対側には駐車所と屋台街があった.下痢は大分落ち着いていたのと,昨日から飯をずっと食っていなかったのもあって,20時間ぶりぐらいにご飯を食べることに.

歩いて探していると,いい雰囲気のお店が.店主の優しそうなおっさんが,タイ語でいらっしゃいませみたいなことを言っているので,メニューを見る前に,食べ物ありますかって聞くけど,ここはコーヒーショップだから食べ物はないんですと.すごくいいおじさんで,わざわざ何が食べたいの?って聞いてくれて,麺が食べたいなって言ったら,麺ならこのまままっすぐ行ったところがおいしくておすすめです.と教えてくれたのでそのまままっすぐ歩いてお店を目指した.そのおっさんが言っていたところかはわからないが,ご飯屋さんに入って久々の飯を食べる.

 

10時30分 ブランチ

f:id:yaseinoosamu:20190817180919j:plain

どんなんだったか覚えてないけど,肉がたくさん入ってておいしい麺だった!大満足.

 

せっかくだし,お店紹介してくれたおっさんのところでコーヒーを飲む.どんなんがいい?って聞かれるがよくわからないのでwhat you recomendを飲みたいって言ったら,甘いのがいいか,強いのがいいかって色々聞いて,おすすめのやつを作ってくれた.おっさんが言うにはかなり強めのコーヒーを作ったってことであったが普通のおいしいコーヒーだった.後から知ったが日本人はカフェイン耐性がヨーロッパ人よりあるらしい(ほんとなのか?)

コーヒー飲みながらおっさんと雑談する.パタヤ出身らしい.タイの国内いろいろなところに住みカンチャナブリーに定住したようだ.おっさんとは言え,30後半から40前半ぐらいだと思う.がっしりしたワイルドな見た目だけど,めちゃくちゃ声がよくて紳士なおっさんだった.前に話した日本人はバイクで旅行してたっておっさんが言っていた.おっさんにナムトック駅の行き方を聞いて,コーヒー店を後にする.多分,11時過ぎぐらい.

 

おっさんが言うにはバス停の前にソンテオが止まっていてそれに乗ってナムトック駅に行くらしい.ソンテオのおっさんにナムトック駅に行くか話しかけるが,英語が喋れないのか,そこで待て的なジェスチャーされる.ただ,いつになっても出発する気配はなく,時刻は11時30分ぐらいで12時55分の電車まで時間はたくさんあるのだが,少し焦る.今日には確実にバンコクについて,飛行機に乗らなくてはいけないからだ.ソンテオのおっさんに聞いても仕方ないのでしょうがなくナムトック駅まで歩くことに.線路上を歩くと犬がいるらしいので,カンチャナブリーからまで続く大通り沿いを歩くことに.車ばかり通っている大通りで人なんか歩いてないから交通的にも怖いし,本当に犬が出ない保証はないのでビビったが,せっかちで待てないからしょうがない.

 

f:id:yaseinoosamu:20190817182427j:plain

しばらくカンチャナブリーに向けて歩くと,ナムトック駅の方向を示す看板が.

f:id:yaseinoosamu:20190817182543j:plain

看板通りに進むと,ものすごくローカルな街並み.今にも犬が出てきそうで常に緊張状態(笑).ほんと犬トラウマ.そしてナムトック駅周辺何もないな.これは行きも帰りも電車だとナムトック駅ですることなくて時間持て余すだろうなと思う.

f:id:yaseinoosamu:20190817182832j:plain

駅前の駐車場.だだっ広い.駅前のトイレで一応,大を済ませる.有料のトイレで少年にチップを払った.

 

12時00分

ナムトック駅着.サイヨークノーイウォーターフォールからは歩いて20分程度だった気がする.恐れていた野犬には会わずにナムトック駅に着くことができた.切符を買うために駅に入る.駅の窓口には切符は何分前からだったかは忘れたが,まだ売り出していなかったので,駅のベンチで待つことに.今更ながら又吉の火花を読む.

f:id:yaseinoosamu:20190916222706j:plain

切符が買える時間になると 窓口が開き人が並びだしたので,それに合わせて並ぶ.無事に切符が手に入ったところで再度読書.隣のやつがやたらこちらを見ている気がして横を見ると,隣の同い年ぐらいのタイ人がやはりこっちを見ていて,ニコっといい表情をした.そして,日本人ですか?みたいな感じで英語で聞いてくる.そうですよって答えると嬉しそうに,僕は三菱自動車で働いているんですよって言ってくる.東南アジア特有の怪しいやつではなく,ただの親日家だった(笑).友達とカンチャナブリーを観光している2人組だった.話しかけてきた人はすごく優しそうな顔をしており英語が堪能であったが,もう一人はどうやら英語はしゃべれないような感じであった.もう一人の方は,少し髪を茶色に染めており,黒いマスクをしていて,言っちゃいけないが,中学生のヤンキーみたいであった.二人ともいい人そうであるのでせっかくだから電車が来るまで少し話すことに.三菱自動車の彼は日本にも来たことがあるらしく,英語も堪能でのあるのできっとエリートなんだと思う.しばらく話していると電車がホームについて放送が流れたので,みんな待合室からホームへと移動した.

f:id:yaseinoosamu:20191013165206j:plain

電車に乗る人々.もちろんエアコンなどない窓全開の電車.


特にお互い合わせていたわけではないが,ホームでも同じところで待っていたため,さっきの二人組とは電車でも隣の席に座ることに.話していると,彼らが今年28歳で自分より1つ年が上であることが分かった.二人ともアラサーか.そうは見えん.英語が話せない方のヤンキー風君が来月日本に旅行に行くってことであったので,困ったら連絡してねって連絡先を紙に書いて渡しておいた.

電車は灼熱のカンチャナブリーの草原を走る.途中,切り立った崖のすれすれの桟橋上を進む個所がある.後で名前を知ったが,タム・クラセー桟橋道(Thamkrasae Bridge)というところでここを通るところでスピードを落としていく.

f:id:yaseinoosamu:20191013165739j:plain

桟橋が写真中央に映る.走っている個所も桟橋である.

f:id:yaseinoosamu:20191013165847j:plain


ひえー.さすがにこれは,普通の速度で突っ込んだら事故だ.

f:id:yaseinoosamu:20191013165929j:plain

反対側.すぐ目の前が崖だ.

f:id:yaseinoosamu:20191013170033j:plain

みんなめっちゃ写真撮ってる.楽しい電車だ(笑).

f:id:yaseinoosamu:20191013170155j:plain

この辺りは宿泊施設もあるようだ.すぐそばを欧米人が歩いている.地球の歩き方や日本のサイトにはあまり書いていなかったが,カンチャナブリーまで行って泰緬鉄道に乗るならここで途中で降りて1泊ってのもいいな.

桟橋道を過ぎ,電車は走る.ひた,草原を走る.隣のタイ人と話をする.

タイ人 今日はどうするのって.

自分 実は今日が最後で今日の夜発の便で日本に帰るんだよと.

タ そうなんだ.いまから僕らもバンコクに行くんだよ.一緒に行く?

自 うーん.電車でトンブリーまで行くんだけど.君はどういくの?

タ カンチャナブリーで降りて,バスで行く.

自 そうかー.電車で行きたいからやめとくね.誘ってくれてありがとう.

タ わかったよ.ところで,ドンムアン空港スワナプーム空港

自 ドムアンだよ.トンブリー駅からドムアンってどう行くの?

タ タクシーで行くと高いから,これこれこうやって…

自 ???

タ (笑).わかった.さっきの紙ちょうだい.

自 お願いします(笑).

f:id:yaseinoosamu:20191013171542j:plain

これがトンブリー駅から,ドムアンの行き方らしい.ほんとはカオサン通り寄ってからドムアン行く予定だったから(うまく伝えられなかった.),この通りには行けなかったんだけど,書いてくれたのが嬉しくて,大切に取ってあります.ありがとう.

電車はいよいよ,昨日行ったカオプーン洞穴周辺を過ぎ,クウェー川鉄橋に差し掛かり再度速度を落とす.

f:id:yaseinoosamu:20191013173627j:plain

クウェー川鉄橋.橋の上から見る景色と,電車から見る景色もまた違うものだ.窓のすぐ近くで観光客が写真を撮っている.

クウェー川鉄橋を過ぎるとすぐにカンチャナブリー駅だ.ナムトックからここまで一緒に来たタイ人とのお別れが近づいてきた.最後は彼らとは一緒に写真撮り,Lineの交換をして(タイ人はLineをしている),カンチャナブリー駅で別れた.電車を降りてしまってからも,ずっとこっちを見て手を振っていたのが印象的だった.なんていい人たちなんだ.

(後日,ヤンキー風君から日本に来ていると連絡来ました.うれしくて長文を送るのだが,ヤンキー風君から送られてきたのはどこでとったか不明の写真と,Thank you だけだった(笑).ちょうど梅雨の時期だったから日本旅行楽しめたか,不安.もし個人旅行で来るならいろいろと世話してあげたい.)

f:id:yaseinoosamu:20191013174136j:plain

さらばカンチャナブリー.ほんといい町だった.犬以外.

 

タイ人2名と別れてからも電車は進む.暇なので火花を再開することに.尊敬する神谷さんが,どんどん,落ちていくのが悲しい.

途中,隣に座ったおばちゃんに話しかけられる.

Where are you going?

って聞かれたからトンブリー駅って答えたのに,

No, No I'm Thailand , You?

ジェスチャーで(笑).そーゆうことね.Japanと答えると,なんか,飴くれた(笑).大阪か!

袋を開けて,自分の口に入れるジェスチャーをして食べ方を教えてくれた.そりゃあ飴の食べ方ぐらいはわかっているが,教えてくれてうれしい.いきなり電車にいたおばちゃんが,母国語じゃない英語で話しかけてくるってすごいな.日本だったらありえないと感じる.日本のおばちゃんが外国人につたなくても英語で話しかけるって状況が.

 

考えてみたら,ナムトックからトンブリーまでは5時間だ.最後の方はさすがに飽きてきた(笑).最初から乗っていた人なんか,俺だけかもしれない.暑い.カンチャナブリーからエアコン付きのバスにすればよかった(笑).なんで彼らがカンチャナブリーで乗り換えたか今になって分かった.(暑さのおかげで下痢が再発しなかったのかもしれないが...)

トンブリー駅に着いたことは日も傾きかけていた.夕暮れのバンコク.なんかすごく素敵だ.

 

18時30分ぐらい(写真の時刻がばぐっててあっているかわからない.)

トンブリー駅着

f:id:yaseinoosamu:20191013174432j:plain

 バンコクの西側にあるトンブリー駅.多くの国民が,国王を祝うため国王のイメージカラーの黄色の服を着ている.

駅から出て,カオサンへ行く方法を考える.結局めんどくさいからタクシーかトゥクトゥクになるんだけど.タクシーに声をかけると500バーツとかいうぼったくり金額を伝えてくる.これに乗る気はない.こーゆう観光客が集まるところにあほみたいなぼったくり金額を提示してくる運転手はもう折れないので交渉の余地がない.例え,自分が乗らなくても,他の人が500バーツで乗ってしまうことを知っているのだろう.次にトゥクトゥクの運ちゃんに声をかける.150バーツだと.やはり高い.もう一人に声をかけるが,全員同じ金額を言ってくる.グルだ.そのおっちゃん曰く,カオサン通りに行くまでは,大回りして橋を通過しなくてはいけないから,お金がかかるのだと.いやー地球の歩き方には,トゥクトゥクはそんなに高くないって書いてあるぞ.しかも,なんでアユタヤまで電車で40バーツで行けるのに,ちょいと移動するだけで150バーツもかかるのか.やけくそで説得したら100バーツまでまけてくれたので,おっちゃんのトゥクトゥクに乗ることに.

f:id:yaseinoosamu:20191014131000j:plain

チャオプラヤー川の夕暮れ.奥にちょこんと見えるのがワットアルンだそうだ.おっちゃんがわざわざゆっくり運転してくれた.ワットアルンを見るのは夕暮れが一番いいらしい.しばらく進むと,交通整理につかまる.大規模に交通規制しており,どうやら国王が通るようであった.

f:id:yaseinoosamu:20191014132026j:plain

交通整理の先頭になってしまった(笑).10分ぐらいすると,いくつかの車が正面の通りを横切り,それに続き高級そうな車が,通りを横切った.写真撮影しようとしたんだが,トゥクトゥクのおっさんに制止させられた.確かに国王を撮影しようだなんて失礼かもしれない.反省.あと制止してくれたおっさんに感謝.国王の車が行くと,交通規制が解除され,カオサン通りへ.

なんだかんだ言って45分ぐらい乗せてもらったこと,写真撮ろうとしたらそれとなく速度を落としてくれたこと,国王の写真を撮ろうとしたときに注意してくれたこと,国王が即位されたこと,これらを考えて,最後に国王への敬意と,あなたへのチップだと言って,結局最初に提示された150バーツ(100バーツ(合意した運転料金)+50バーツ(敬意とチップ))払った.おっちゃんは嬉しそうに握手を求めてきたので握手して別れる.

(ただし後で地図を見るとどう見ても,トンブリー駅からカオサンまで南側の通りを通っていくのは遠回りなんだよな.国王の移動のために,交通規制があったのか.まぁメータータクシーじゃないからあえて遠回りなんてしないと思うんだけど)

 

♪トランジットインタイランド

 サルたちが群れるカオサン通り

 微笑み返した少年少女

 盲目のシンガー

 

カオサンではとりあえずマッサージ屋へ.チェンマイのマッサージ価格に慣れてて,1時間300バーツは高い!ってマッサージ屋のおばちゃんに値下げ交渉したが失敗.ほかのところを回って,これがカオサンの相場なのかとあきらめがつき,さっきのおばちゃんにごめんよって気持ちで,さっきの店でマッサージを受けることに.1時間って言ったのに,30分で終わる.ぼったくりかと思ったが,30分の料金を請求される.マッサージ師の勘違いかぁ...今更30分プラスって言うのもあれなのでおとなしく退散.店出る前に,Wi-Fiだけ借りる.ちょっとだけここにいさせてくれって言うと怪しい顔をされ,嫌がられるが5分だけ...と言って居座ることに.わしはカオサンからドムアンに行かなきゃいけないんじゃい.安く.

ドムアンへの行き方を調べ外に出ると,さっきの呼び込みのおばちゃんが,

あれ?1時間じゃなくていいの?30分しか経ってないわよと.

おれは,

いや,1時間だと思ってたんだけど...まぁいいですわ.

みたいなことを言い,店を後にする.普通にそうやって覚えててそしてそれを気にかけてくれるタイ人ほんとにやさしい.

 カオサン通りで飯を済ませる.大好きな空芯菜炒めを食べ納めする.(空芯菜炒めは中華料理か(笑))トイレを借りて店を出て,先ほどのWi-Fiで調べさせてもらったカオサン通りの近くのバス乗り場へ.

f:id:yaseinoosamu:20191014135124j:plain

覚えていないけど,多分上の看板のA4バスかな.待っていると,バイタクの兄ちゃんが,どこへ行くんだいと声をかけてくる.

ドムアンだというと,

今日は国王のパレードがあるから,A4バスは通っていない.バイタクなら300バーツで行くよと.

いや,たけーしバイタクでドムアンなんて長距離行きたくないし,それにほかのバスは走ってるのに,なんでドムアン行きだけないんじゃと,冷静に思えたので,俺はここで待つ.と宣言をしバイタクの兄ちゃんを振り払う.

f:id:yaseinoosamu:20191014135516j:plain
しばらく待っていると,なぞのチャリンコ集団が現れる.国王のイメージカラー黄色の服を着て,疾走する謎の集団.ちょっと怖い(笑).

f:id:yaseinoosamu:20191014135747j:plain

それにしても,国王の即位がありタイはお祭り騒ぎだ.すげーイルミネーション.日本の天皇即位とは国の盛り上がり方が違う.

またしばらく待っていると今度は日本人に話しかけられる.彼もどうやらドムアンに行くらしく,俺と同じようにバイタクの兄ちゃんにバスがないと嘘をつかれたそうである.彼と話をするうちに,ドムアン行きのバスはやってきた.いい人が多いと感じたタイ人に最終日に初めて嘘つかれた気がした.

バス内はエアコンが付いてて快適である.日本人の彼は自分より,5つぐらい年下の20代前半で,高校を中退して社会人やっているという不思議な人であった.昔,親の都合で海外に住んでいたため英語がペラペラでいろんな国を旅行しているそう.タイは特に好きで普通の週末に無理してくるらしい(笑).彼におすすめの海外を聞いたらインドがいいって言っていたが,俺にはまだ難易度が高いと感じる.インドに行けるだけの会話,旅行,生活スキルを身に着けたい.

ドムアンに着いてからはまだ時間があったので,彼と一杯やった.一杯やった後は喫煙所に行った.普段は吸わないが,たまには吸ってもよい.彼はライターを持っていなくて喫煙所にいる韓国人に火をもらっていた.そしてカムサハムニダと.すごいコミュ力だ.2本目の火はインド人にもらった.彼はインドの話でその人と盛り上がっていた.俺ももっと英語ができれば...というか勇気がないだけだな.なんか俺までインド人にお菓子もらってありがたく,いただき,日本人の彼とは一応連絡先を交換して別れた.俺の飛行機の時間は深夜でまだ時間があったので,空港のシャワー室に行きシャワーを浴びる.

泰緬鉄道でドムアンの行き方を教えてくれたタイ人には,一応おかげさまで到着したと連絡する.

ノックスクートのチェックインを受け,直行便で日本へ帰る.

 

座席に座ると,隣の台湾人?の女性が連れの人とチェックインを別々にやったせいで席が遠くなってしまったので変わってくれませんかと,丁寧な日本語で伝えてきたので(なんであんな日本語うまいの?),もちろんですと答えて席を移動することに.連れの男性(旦那さん?)は後でわざわざ俺ところまで来て,お礼って言ってジュースをくれた.一度は断ったが,どうしてもってことなので,ありがたく受け取った.素敵なカップルだ.もし旅行なら日本を楽しんでほしい.

 

飛行機の中ではしばらく収まっていた,下痢が再発して,何度もトイレに行く.こんな時に限って,席は真ん中.隣のおねーさんが優しくてトイレ行くときは起こしてもらって構いませんよって言ってくれたが,ほんとに6時間程度の飛行で5,6回トイレに行った.すまん.

 

こうして長かったゴールデンウィークのタイ旅行が終了した.一人で行ったし,コミュ障であるが多くの人に出会い,交流ができた濃厚な旅であった.(旅行記書くのに数か月要した.)

ただ最後は下痢でしめてしまった.おれらしい.

 

f:id:yaseinoosamu:20191014161513j:plainサイヨークノーイウォーターフォール周辺

f:id:yaseinoosamu:20191014163917j:plain

バンコク周辺

f:id:yaseinoosamu:20191014162712j:plain

広域地図

 

GW旅行inタイ 完

(♪BGM いつも何度でも)